親野智可等 プロフィール

教育評論家。公立小学校で23年間教師を務め、その経験をもとにメールマガジン「親力で決まる子供の将来」を発行。読者数も4万5千人を越え、教育系メルマガとして最大規模を誇る。『「親力」で決まる!』(宝島社)、などベストセラー多数。

 

人気マンガ「ドラゴン桜」の指南役としても知られる。全国各地の小・中学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会でも大人気。

 

講演依頼とメルマガ登録はHPから。

無料メールマガジン「親力(おやりょく)で決まる子供の将来」

・メールマガジン http://www.mag2.com/m/0000119482.html

・親野智可等ホームページ http://www.oyaryoku.jp/

 

■メッセージ

 

【楽勉とは】

 

何事にもいえることですが、楽しみながらやることがいちばん身につきます。特に子供の場合はそうです。勉強が好きでない子や意欲がない子に問題集や参考書を読ませたりしても身につかないものです。

 

でも、諦めなくても大丈夫!そういう子でも力をつける方法があります。それが「楽勉」です。「楽勉」とは、遊びながら、楽しみながら知能を育てる事です。


 

【昔から楽勉はあった】

 

「楽勉」は今に始まったわけではありません。例えばカルタは800年の伝統を持つ日本古来の楽勉です。12世紀平安時代の貝合わせ、16世紀にポルトガルから渡来した南蛮カルタの影響を受け、百人一首、伊勢物語、源氏物語など文学作品を題材に大人の知的遊びとして広まりました。江戸時代以降は、狂歌、発句、漢詩、格言、ことわざなど、どんどん増えました。当時の人々はこういったもので遊びながら自分たちの教養を高めていたのです。


 

 

【まずは親子で遊んで下さい!効果は後で発揮されます】

 

例えば、小さいときから俳句カルタなどやっておけば、いざ6年生の国語で俳句の勉強が始まったとき、大いに自信を持って取り組むことができます。そのようなことをやらずにおいて、そのときになって問題集や参考書で俳句を勉強させても、楽しくもなんともありません。

 

まずは遊んで下さい!それなしに、子供に勉強しろと言っても無理というものです。

知的な楽しさをたくさん経験した子は、勉強の面白さがよく分かり、知能も高めらて行きます。だから問題集や参考書を与えたときにも前向きに取り組めるのです。